経皮内視鏡的胃瘻造設術:PEG(ペグ)は、脳血管疾患等の障害のために経口摂取が困難となった方の栄養療法の投与経路として、あるいは癌性腹膜炎等による消化管閉塞に対しての減圧瘻として、現在、第一選択で用いられております。
北海道胃瘻研究会は、胃瘻を必要とする患者さんとご家族のために、正しい知識を学び、情報を共有する目的で、平成15年11月に設立されました。現在、1000名を超える道内の医療関係者が会員登録されております。
PEGの簡便性、安全性は確立されており本邦において数十万人の方がその恩恵を受けておられます。しかし、一方ではPEGの急速な普及の速度に、医療•介護•福祉の受け入れシステムが追いつけず、PEG管理の情報共有が不十分となっており、トラブル発生の原因となっていました。北海道胃瘻研究会はそのような背景のもと設立され、学術集会の開催や各種のセミナーの開催を通じて、胃瘻の普及•啓蒙のために、会員の皆様に情報提供をできるよう活動を行っております。
どうか今後も皆様のご協力を頂きながら、患者さん、ご家族と、その方々を支える多くの医療関係者のために活動して行きたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。
北海道胃瘻研究会 代表世話人 倉 敏郎