主催者代表ご挨拶
はじめに
栄養やPEG(経皮内視鏡的胃瘻造設術)に関心のある皆さん、今回PEGサミットin小樽の当番世話人の倉と申します。6年前に熊本で始まった2日間合宿形式でPEG、栄養、その他関連する管理について講義と、実技セミナーを行うPEGサミットは、豪華講師陣の熱心な努力と、参加者の積極的な受講により大変な評判を九州地区でいただきました。今回、北海道(小樽)での開催にあたり簡単にご紹介いします。
PEGは栄養療法の大事な手段のひとつ
心無いマスコミや医療者のバッシングで最近「PEGは悪者」「PEGよりもIVH、経鼻胃管」という風潮が流布しています。しかし、このホームページをご覧いただいている皆さんは、IVHや経鼻胃管よりもPEGが患者さんにとって一番優しい方法であることを感じているはず。本セミナーでは、そのようなPEGの適応、管理について議論します。
一番大事なのは、ベストの栄養投与計画
PEGにしても他の手段にしても、その目的は患者さんの栄養管理です。そのために押さえておくポイントについて沖縄の吉田貞夫先生、また半固形栄養剤投与法の創始者である蟹江治郎先生、薬剤投与法のブレークスルーである簡易懸濁法について倉田なおみ先生から実技実習で教授していただきます。
簡便な方法、でも…ポイントはあります
PEGは簡便ですが、造設、交換、管理、スキンケアなどで押さえておくべきポイントがあります。それぞれ第一人者に実技セミナーでノウハウを伝授してもらいます。
PEGが出来ない時にはどうするの?
胃切除の既往などでPEG造設困難な症例に対してPTEG(ピーテグ:経皮経食道胃管挿入術)があります。本セミナーではPTEGの開発者である大石先生に、その概要、造設と管理の方法を解説してもらいます。
本音で語ろうナイトセミナー
土曜の夜は、みなさんと気楽に語るナイトセミナーを企画しています。今回はPDN(PEGドクターズネットワーク)理事長の鈴木 裕先生に、PEGの適応と倫理についてコーディネートしていただきます。
以上、概略をご説明しました。ハードな2日間ですが充実した内容となる事を確信しています。どうぞ多くの方に受講していただくようお願い申し上げます。